応急手当

高齢者の応急手当

腰をうって動けなくなった!

骨折や神経の損傷で動けないことがあるので、注意してください。

症状に注意しながら寝かせましょう。
まず、仰向けで寝かせ、膝を軽く曲げるようにしましょう。
または、足の下に座布団などをあてがって膝から下を30cmぐらい上げるようにすると楽な姿勢になります。
打撲した部位以外に痛みがないか、足を自分で動かすことが出来るか、足を触った時の感覚がはっきりと分かるかを確かめた上で、異常がなければあわてずに病院に行きましょう。
運動や感覚に障害がある場合
打撲の後、痛みだけでなく、足が動かない、感覚がないという場合は神経の異常が考えられます。すぐに救急車を呼んで、病院に行きます。
しりもちをついたときは脊椎の圧迫骨折、つまずいて転んだときは大腿骨頸部骨折、高所から落下した時には骨盤骨折の可能性があります。
患者が痛がる場合
無理にひざを曲げたり足をあげたりせず、なるべく楽な姿勢をとらせて、身体を動かさないように気をつけましょう。
お年寄りの事故は危険です。
腰の打ち方がよくないと、脊椎の損傷や骨折などが起こり、長期の入院や大手術などの深刻な状態になることもあります。それが原因で他の病気を併発したり、体力低下、思考力低下、ひいては寝たきりになってしまう事も。
日ごろからこまめに動く、食生活ではカルシウムをとるなどの心がけが大切です。

やけどをした!

深さと面積で重症度は違うが、とにかく冷やます。重症でも救急車が来るまで冷やし続けましょう。

一般的なやけどの場合
水道の水を出しっぱなしにして、やけどの部分が痛みや熱さを感じなくなるまで、30分程度続けて冷やします。
やけどの部分に氷やぬれタオルをあてるよりは、流水で冷やすほうが効果があります。
衣類に火がついた場合
衣類が脱げない場合は、すぐ水をかぶるか、ぬれタオルでたたくかして火を消しましょう。
余裕が無い場合は、床や地面を転げ回ってでも火を消します。
無理に服を脱がせない
衣服の上から熱湯などを浴びたときや、皮膚と衣服が癒着したときは、無理に衣服を脱いだり、脱がせたりしてはいけません。
皮膚組織を一緒に剥ぎ取り損傷することがあるので、服の上から水をかけます。
煙を吸い込んだ場合
鼻の奥、のど、口の中、気道までやけどした可能性がある時は、徐々に呼吸困難をきたす事があるので、すぐに救急車を呼んで、病院に行きましょう。
その他の場合
手、顔、足、会陰部を含むやけど、骨折などのけがをともなったやけどの場合は、専門医の手当が必要です。大病院での救急センターでの治療を受けましょう。
関節のやけどには、要注意!
手足の関節や首筋のやけどは、引きつれを起こすことがあります。結果、関節が動きにくくなり運動障害を招くことにもなります。
お年寄りの場合、そういった運動障害が原因で、体力低下や無気力につながることもあります。
軽症でも病院で医師の処置を受けましょう。

異物を飲んだ!

入れ歯や差し歯、薬の包装などを誤って飲み込んでしまったら、症状を観察しながら病院へ行きましょう。

のどを通ってしまった場合
食道の狭窄部や胃と十二指腸の境の狭い部分を通過すれば、異物がとがったものでも、胃や腸に傷がついたり刺さったりすることはまれで、便と一緒に排出される事が多いので、心配はないです。
突然激しい腹痛がある場合
異物を誤って飲み込み、激しい腹痛に襲われたら、すぐに救急車を呼びます。

薬を間違って飲んだ!

すぐに命に関わることは少ないですが、必ず病院に相談しましょう。
間違えて服用してしまっても、あわてずに、まず薬の影響や副作用による症状に気をつけましょう。

間違えて飲んだ場合
種類と飲んだ量により症状は異なるが、あわてずに『何を』『いつ』『どれくらい飲んだか』を確認し、病院に電話するか、相談に行きましょう。
農薬や殺虫剤、洗剤を飲んだ場合
毒物なので、胃洗浄などの救急処置が必要です。量に関わらずすぐに救急車を呼び、病院に運んでもらいましょう。
薬を飲むときは、家族がチェック!
薬の服用は、お年寄りが自分で出来る事が基本です。しかし、視力が弱いため色や形が似ている錠剤を間違えて飲んでしまった、包装用のシールに入ったままの薬を飲んで、呼吸困難になった、などの事故がよくあります。
お年寄りが、初めて薬を飲むときは、家族がそばでチェックしたいものです。

PageTop