豆知識

生活習慣病

生活習慣病とは?

生活習慣病とは?

『生活習慣病』は、以前は『成人病』と呼ばれていました。『成人病』には、中高年になるとともに発病するというイメージがあったのですが、発病の原因が子供も含めて、日常生活のさまざまな部分にひそんでおり、生活習慣の積み重ねがさまざまな病気を招いていることから『生活習慣病』と呼ばれるようになりました。

一生にわたって健康的な生活を心がけ、病気になることを予防すべきものという意味が含まれています。高脂血症糖尿病高血圧はもちろんのこと、悪性腫瘍肝臓病骨粗鬆症なども生活習慣病に入ります。現在の日本の三大死因である、がん、脳卒中、心臓病のうち、特に脳卒中と心臓病には、『生活習慣病』が深く関わっている事が明らかになっています。

人間が長年生活していると、その暮らしぶりや生活習慣・家庭環境など、さまざまな因子が、一人一人の体に悪影響を及ぼしはじめます。それに遺伝的要因がからみ、さらに加齢による老化現象も加わって、いつのまにか私たちの体を蝕んでいきます。

●病気を発症させ、その進行に影響を及ぼす生活習慣とは何を指すのでしょうか。

  1. 食習慣
  2. 運動不足
  3. ストレス
  4. 喫煙
  5. 飲酒

この5つが生活習慣病を発症させ進行させていく大きな要因です。つまり、アンバランスな食事の内容と不規則な食事時間、運動不足、ストレス、さらに喫煙と過度な飲酒が、この病気と隣り合わせの生活といえます。
生活習慣病は30~40歳代に急増します。しかし、近年は発症年齢が低下し、若い人、子供にもその兆候がみられるようになってきました。これも食生活の変化、運動量の不足などが原因となっています。

●なぜ生活習慣病は増えているの?

生活習慣病が増加した背景には、現代の豊かな日常生活が大きく反映しています。豊かな食生活は食べ過ぎでなくても、摂取エネルギーが過剰となります。その一方で慢性的な運動不足により、消費エネルギーが減少し、この極端なアンバランスが生活習慣病を発症させる要因となっています。また、ストレスの増大も大きく影響しています。
日頃から自分の生活習慣を見直し、改めるべき点がある場合には、積極的に改善する努力をする事がとても大切になります。

糖尿病

特徴

血糖値の高い状態が続き、さまざまな合併症を招く。
すい臓の内分泌であるインスリンというホルモンの量が不足したり、このインスリンがよく効かなくなったりして起こる病気です。インスリンの不足やインスリン作用の低下が続くと、ブドウ糖は細胞内に運ばれる事なく血液中にたまってしまうため血糖値が下がらず、慢性的な高血糖状態が続きます。これが、糖尿病です。血糖値が正常レベルの2倍ほどになると、のどの乾き、多量に水を飲む、排尿の回数と量が増える、体重減少、倦怠感、精力減退、歯槽膿漏、切り傷がグジグジして治りにくい、女性の場合は、陰部のかゆみなどが見られるようになりますが、健康診断やほかの病気の検査などで高血糖や尿糖を指摘されるまで、本人は糖尿病である事を気付かないケースも少なくありません。糖尿病を長い間放置したり、治療半ばで血糖値の管理、コントロールを怠ったりすると、血管や抹消神経、自律神経の障害が進み、糖尿病特有の深刻な合併症を招きます。

原因

糖尿病には2種類ありますが、中高年の糖尿病は、インスリン非依存型とよばれ、乱れた生活習慣が原因です。糖尿病になりやすい体系が関係しています。遺伝的要素に加え、過食、肥満、飲酒による肝障害、運動不足、ストレス、などが誘因になると考えられるため、血縁者に糖尿病患者がいる場合は、より一層の注意が必要です。

治療法

食事・運動療法が基本。根気よく治療を続ける事が大切です。糖尿病は、1回の治療で完治することが出来ない病気です。しかし、食事療法や運動療法を中心として、血糖値を正常レベルに維持し、合併症を防ぐ事を心がければ、健康な人と変わらない社会生活を送る事が出来ます。糖尿病歴が長い場合には、運動によって合併症が悪化する恐れがあるため、医師の指示に従いましょう!

高血圧症

特徴

高血圧はほとんどの場合、症状はありません。高血圧症と診断される基準は、最高血圧が140mmHg以上ある場合か、最高血圧が90mmHg以上ある場合です。高血圧症を放置すると、動脈硬化が進み、『狭心症』『心筋梗塞』『脳出血』『脳梗塞』『心臓肥大』など、生命にかかわる病気を起こす原因となるので、軽視や放置は禁物です。一方、最大血圧が100mmHg以下の場合は、低血圧といいます。疲れやすい、めまい、食欲不振、冷えなどの自覚症状がある場合と、無症状の場合があり、症状がなければ治療の必要はありません。

原因

塩分の摂りすぎ、肥満、ストレス、喫煙、運動不足、お酒の飲みすぎなどが高血圧症の誘因となりやすいです。

治療法

高血圧の治療は、食事療法、運動療法と共に『降圧剤』による薬物療法を行います。正常な血圧を持続させるため、自己判断で治療などを止めたりせず、医者と相談しながら血圧測定を続け、生活を管理する事が必要です。

脂質異常症(高脂血症)

特徴

血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多すぎる病気のことをいいます。「高脂血症」には、トリグリセライド(中性脂肪)が多い高中性脂肪血症、LDLコレステロールが高いLDLコレステロール血症、HDLコレステロールが低い低HDLコレステロール血症があり、3つのうち1つでも当てはまると、「脂質異常症」になります。脂質異常症そのものには自覚症状はありません。

原因

コレステロールを多く含む食品の食べ過ぎ、動物性脂肪の摂りすぎ、野菜・海藻類・魚介類の不足が高脂血症を招きます。また、不規則な食事、お酒の飲みすぎ、運動不足も原因となります。高脂血症を指摘されたら、他の疾患が隠れていないか、詳しく診断が必要です。

治療法

高脂血症を招いた生活習慣の改善が治療の基本です。食生活を見直し、適度な運動を習慣にしましょう。

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