真心がどれほど心を動かすものか。
教えてもらえたサプライズの誕生日プレゼント。

その御宅へ初めて伺ったのは、ご主人の命日。のっけから「主人も亡くなったし、もう救急箱は引き取って」と奥様に言われてしまった。苦心して説得するうちに「主人に雰囲気が似ているわ」と言っていただけ、継続していただけることに。自然に命日が点検日と決まった。なのに、ある日「仕事が終わったらここに来て」と連絡が入った。何事か? と駆けつけると、そこは料亭。僕の誕生日だからとお店を予約してケーキとプレゼントまで用意してくれていたのだ。うれしいサプライズに感激しかなかった。僕たちとお客様は、商品を売る側買う側という立場を越えた関係が結ばれる。商品を売っているのに「ありがとう。体が楽になった」と感謝してもらえ、このように誕生日まで祝ってもらえる。こんな仕事はちょっとない。一人ひとりのお客様との関係に支えられ、励まされ、力をもらって僕たちは前に進んでいける。

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